左:谷崎潤一郎  右:渡辺千萬

芦屋市谷崎潤一郎記念館提供

谷崎潤一郎と渡辺千萬子
 まず初めに、「渡辺千萬子」とは誰なのか。千萬子は谷崎の妻である松子の息子の嫁。つまり谷崎の義理の娘にあたります。彼女は瘋癲老人日記の登場人物である颯子のモデルでもあります。
 元々は京都の北白川に住んでいましたが、町の開発が進み工事等の音で落ち着けなくなってしまったため、新居を探します。その際にたびたび京都の千萬子の家を訪れていた谷崎から「北は修学院、南は南禅寺までの範囲で家を探しなさい」と指定を受け見つかったのが、当店の場所でした。


 千萬子は後にここを「アトリエ・ド・カフェ」という名前でカフェの経営を始めます。その歴史は長く、1978年~2003年の25年と長い間親しまれていました。その後別の店舗を経て、当店が2016年にオープンしました。
 この貴重な歴史を多くの方に感じて頂くためにも、当店は谷崎潤一郎、渡辺千萬子の
関係を記した看板を入り口に設置しています。お立ち寄りの際はぜひご覧ください。